想う

 母が、一泊のゴルフ旅行に出かけていきました。
 泊るのは群馬の磯部温泉だそうです。 高速利用で1時間ほどのところです。
 お仲間のみなさんは待ち合わせて3台の車に乗り合わせて行くそうですが、
 母はいつものように、愛車のZでひとりで行きます。

d0264892_00372847.jpg
 母を送り出したら、家の中に人の気配がなくなって、しんと静まりました。
 年に幾日もない、母だけがいない日の、少し慣れない穏やかな午後です。

 ふと行方を想います。
 やがて、母はいなくなっても、同じように穏やかな午後は巡ってくるだろう。 
 そのとき、私の心になにが去来するのだろう。
d0264892_00364756.jpg
 ふっと浮かんだ問いに当然のことながら答えはなく、想像し得る様々な言葉や情景が現れては消え、また現れるままに、
 差し込む午後の日影を眺めていると、目の奥がじわりと熱くなって一筋頬を伝うものがありました。

 母は齢九十になんなんとしています。
 元気です。
 でも、私は少しずつ覚悟を決めていかなければなりません。

[PR]
by kojo-no-mon | 2017-04-04 02:51 | 独り言 | Comments(2)
Commented by saint-arrow-mam at 2017-04-04 17:07
(何故かエキサイトの不具合で 今日は この形でしかコメントできません。)

この歳になるまで、独り暮らしをしたことが無かったので 
夜、喘息の発作が起きて息苦しくなったらどうしよう、、なんて考えて、夜が怖かったのですが、
良く考えたら、親も主人も亡くし 独り暮らしをしている女性って 世の中には多いんですよね。

元気なら、いえ、元気でなくても生きていてくれたなら それだけで十分ありがたい、、と
母を見て、主人を見て 思うのですが
「こればかりは順番ではない」ということを 自分自身に言い聞かせ、
ごそごそと 身辺整理などをしたりもしています。
Commented by うつきよう at 2017-04-05 11:09 x
shinmama様、

 そうなんですよね・・・
 最近ときどきエキサイトのコメントがしづらいときがあるんですよね。

 私は元々きょうだいもいないので一人には慣れてましたし、
 大学に入って上京し、結婚するまで7年ほど一人暮らしでしたから、
 ひとりで暮らすことに全く不安もなく、
 将来、順番通りなら、統計通りなら、一人暮らしになるわけですが、
 それなりに楽しく暮らせると思っています。もちろん、楽しみにしてるわけではないですよ(笑)
 ただ、母との同居が長くなりましたから、今まで居た人が突然いなくなったら、喪失感はあるだろうし、
 折に触れて思い出すこともあるだろうし、
 追憶の寂しさもあるだろうな、と想像すると、すでに沸いてくる感情があります。
 とりあえず気持ちの準備はしておかなくちゃ、と思っています。
 とはいえ、shinmama様のおっしゃるとおり、
 順番が保障されているわけではないですものね。
 トリを務めるためにも、健康に気をつけながら、注意深く過ごさなければ、と思うのですが、
 不安材料は根が粗忽なことです(笑)

 
<< 上田観光会館 『千本桜』 これ... ほんとうに10日に咲くのかな? >>